健康経営

社内カウンセラーが全社員の面談を実施し、健康状態・仕事・職場環境・人間関係などについて傾聴。年間2回×30分／1人面談を上期・下期それぞれ100％実施しています。
面談後は、メンタル不調の予兆や長時間労働が認められた場合は、医療職や組織リーダーと連携して対応。また、社員の声を組織や関係部署へフィードバック、「働き方改革推進委員会」の場で解決に向けて議論しています。さらに、社内カウンセラーの知識・技能向上のため、面談者へのアンケートを実施しています。

全社員面談を行う「社内カウンセラー」は、ライン長経験者や資格保有者^※6など豊富な知見と経験を持つ社員です。
これまでの経験で培ったスキルと人間力を活かして社員の幸せと健康に貢献するほか、カウンセリングを通じたキャリア自律支援や組織開発など、社員が自律的かつ生産性高く働くことを総合的に支援できる人財で、経験豊富なベテラン社員が活躍できる機会にもつながっています。

＜社内カウンセラーの声＞

やりがいを感じるポイント

「様々な悩みを抱えている社員が前向きに仕事に取り組める支援ができた時にやりがいを感じる」

業務で活かせているスキル

「社内推奨資格の産業カウンセラー資格を研鑽し取得、傾聴や応答技法など面談に活かしている」

これからのキャリアにおける目標

「メンタルだけでなく社員一人ひとりに寄り添い、丁寧にキャリア形成の支援をしていきたい」

女性特有の健康課題の認識を深めることを目的とした「世代別に考える乳がんのリスク」「妊活・不妊治療と仕事の両立」セミナーや「働く女性のためのライフデザインワークショップ」を実施。参加者数：計246人満足度：平均87.8％

骨粗しょう症予防や早期対応を目的とした「骨密度、血管年齢、脳年齢、身体年齢（体組成・握力・閉眼片足立ち）」の測定会を会社ビル内と運動会会場ビックサイトで年間2回実施。参加者数：計440人満足度：92.0％

社員の健康リテラシー向上と、社員自身が抱えている健康に関する悩みの改善、健康づくりの取り組み推進を目的に全国でオンラインでのセミナーを開催しました。開催案内は社内のイントラで周知し、社員が希望するセミナーを受講しています。

2019年より当社では業務用スマートフォンに健康アプリを配信しています。
チームで参加できるウォーキングイベントも定期的に開催し、参加チーム数は徐々に増加。アプリ利用者およびイベント参加者は「週2回30分以上運動している」運動習慣がある社員の増加に繋がっていることが判明しました。アプリ上で健康ポイントの進呈も実施しました。

KDDIはKDDI労働組合と共同で、社内運動会「KDDIスポーツフェスティバル」を実施しました。本イベントは社員の運動啓発や組織活性化に加え、KDDIグループで働く社員とその家族の「交流」と「会社を知ること」を通じて一体感を高めていくことを目的に2013年度より継続的に開催しています。
記念すべき10回目となる2024年度は、初めて東京ビッグサイトでのリアル開催会場をハブに、全国の10総支社拠点でのKスポキャラバン（事前競技会）やYoutubeライブ配信を実施し、参加者約2,300人およびオンライン視聴約2,000ビューとなりました。
当日は、大玉送りやダンシング玉入れ、仮り人競争、3ライン綱引き、大縄跳び、ルームランナー駅伝、マッスル選手権、動画コンテスト、全員参加の早押しクイズを行い、各組一致団結して、競技に取り組みました。また、ウォーキングイベントでも利用している健康アプリを活用した全社員参加の「色組対抗ウォーキングチャレンジ」も開催し、健康増進に加えて組織の一体感醸成に貢献しています。

KDDIスポーツフェスティバル

ランチタイム時間に短時間で手軽に参加できる「オンライン＆オフライン」のハイブリットイベントを開催し、本会場と全国のパブリックビューイング会場、オンライン合わせて、全6回実施。参加者数：1,083人満足度：93.4％

事務所内の階段に、モチベーション感化や効果を訴求する足元POPや、階段利用促進の壁面ポスターを展開し、社員の階段利用を促進しました。身長に応じた適正歩幅シールやポスターを社内入口付近に展開し、適切な歩幅でのウォーキング効果を訴求しています。
本施策により、スポーツエールカンパニーのプラス認定となりました。

2024年度受検率 93.6％（2023年度94.7％）、集団分析レポートを社内カウンセラーから各本部にフィードバックしています。
総合健康リスク120超部署ゼロを目指し、各本部が改善のためのアクションプランを立て、年度末に振り返るPDCAを実施しており、2023年対比で3.2％→2.7％へ改善しました。

総合健康リスク 部署数分布

生産性向上およびメンタルセルフケア促進として各種瞑想による研修を概論＋実践フォローアップ形式で合計5回実施しました。5回のうち1回はリーダー向けにお寺での座禅体験形式で実施。
参加者の増加と満足度向上を確認しています。参加者数：1,087人満足度：平均97.9％

2024年度の定期健康診断受診率は100％、健康診断実施に関する総額は約2.4億円です。
生活習慣病項目（血圧・糖代謝・脂質代謝・肝機能）でいずれかの有所見に該当した社員に、年間1,350人を超える保健指導を実施し、79.0％の社員が改善に至りました。
保健指導を実施していない社員の有所見率も低下傾向です。

有所見率の改善状況

1. ※10生活習慣病関連4項目（血圧・糖代謝・脂質代謝・肝機能）のみの有所見率

健康に配慮したお弁当やサンドイッチ、乳酸菌飲料、軽食物をQRコードやPAY決済で販売する無人店舗を設置しました。また、保健師おすすめの栄養バランスの取れたスマートミール弁当も販売しています。